2016年の冬至はいつでしょう?
そして、「かぼちゃ」を食べる由来は?
また、「ゆず湯」に入るのはなぜ?
日本の行事や行事食のことって、あまり知られていないですね。
季節の行事や行事食は「食べること」を考えるいい機会。
こそこそっと、取り入れてみませんか?
行事食とは?
行事食とは、季節折々の伝統行事などの際にいただく料理や、特別な行事の時の華やかな食事のことを言います。
それぞれの旬の食材を取り入れたものが多く、季節の風物詩のひとつにもなっています。
年中行事や冠婚葬祭、祭りのことを「晴れ(ハレ)」、日常のことを「褻(ケ)」といい、食べるものだけではなく着るもののこと「室礼(シツライ)」などといい、日常と非日常の区別をしてきました。
ハレの日は休息を取り、生活に変化とけじめをつけるということと、ご馳走を食べることで栄養を摂るという意味もあったようです。
昔は、今のように毎日の食事が贅沢ではなかったからですね。
特別な日にいただく料理で、まず思いつくのはお正月のおせち料理ですが、他にも行事ごとに受け継がれててきた料理があり、地域によってお祝いの仕方が違うように、料理の違いもあって面白いですね。
そもそも、冬至って何?
「冬至」って、一年で一番昼の時間が短くて、夜が長い日。
でも・・・、日の出が一番遅くて、日の入が一番早い日とは意味が違うみたい。
正確に言うとですね、太陽の昇る高さが一年で最も低い。
だから、日照時間が短いということ。
そして、2016年の「冬至」は、12月21日(水)。
2017年 12月22日
2018年 12月22日
2019年 12月22日
2020年 12月21日(うるう年)
ちなみに中国では、冬至は太陽の力が一番弱まった日とされている。
だから、この日を境に力がよみがえる日として、運気が上向きになると言われてます。
冬至になぜ「かぼちゃ」や「ゆず湯」?
かぼちゃを食べるのは・・・、旬で一番美味しいのかな?なんて思っていたけれど、少し違うようです。
テレビのニュースなどで、「ゆず湯に入りましょう」って聞くから、寒いからカラダを温めてくれるのかな?って思ってました。
どちらかというと、美容や健康法の一つのような感じで思っていましたが、そうではありませんでした。
「かぼちゃ」を食べる由来は?
日本の行事食らしさがあって、「冬至」には「ん」のつく食べもを食べるといい。
「運」が呼び込めるそうです。
例えば、ニンジン・れんこん・大根。
「運盛り」といって、縁起をかつぐのです。
縁起だけではなくて、栄養があるものを食べて、冬を乗り越えるという意味も。
では、「かぼちゃ」は・・・、大丈夫!
「かぼちゃ」は、漢字で書くと「南瓜(なんきん)」ですものね。
「冬至に食べると風邪をひかない」と言われている”いとこ煮”。
ゆであずきを使えば手軽に作れます。
ホクホクした甘辛いかぼちゃと小豆がよく合いますよ。
「ゆず湯」ってどうやってするのかしら?
まず、「ゆず湯」は江戸時代の中期から始まったと言われてる。
もともとは、運を呼び込む前に厄払いするための禊(みそぎ)だったそう。
それで、風邪をひきにくくなると言われているようです。
そもそも、ゆずの効果としては、ゆずの皮に含まれるクエン酸やビタミンC。
美白効果があり、香りからリラックス効果もあるから、お肌にもいいですね。
日本全国、地域や家庭によっても様々だろうけど。
簡単な方法を案内しますね。
ゆずは数は多い方が香りがいいです。
1〜2個じゃ、香りが感じられないかな。
5〜6個あると嬉しいです。
丸ごと、そのままお風呂に入れる。
丸ごと、そのまま半分に切って、お風呂に入れる。
これでもいいです。
最後にオススメの方法を。
まず、ガーゼなどで袋を作ります。
ゆずを半分や輪切りに切って、中身が出ないように、袋に詰めます。
切ることと、袋に入れるメリットは、香りもその方がたつ。
そして、なんといっても、後片付けが簡単になります。
少しだけ気になるお知らせがひとつ。
それは、肌が弱い方で、柑橘系の成分がお肌に合わない方がたまにいらっしゃいます。
それは、柑橘系にはリモネンという成分があるんですが・・・。
そんな方は、ゆずの皮を熱湯で20〜30分ぐらい蒸らしてから、お風呂に入れる。
これで、だいぶ良いと思いますので、様子を見ながら試してみてくださいね。
あなたの大切な人のためにも、少し知っておいたらいい豆知識でした。