白菜はお漬物から炒め物、お鍋までたくさんのお料理に使える野菜のひとつです。
保存方法がわかれば、丸ごと買うこともできますが、いまいちわからなかったら、ワンパターンのお料理にしか使えなかったりしませんか?
冬は白菜の美味しい季節ですので、新しい白菜料理にチャレンジしてみましょう。
白菜の選び方
丸ごと買う場合は、持った時にはズシリと重いものを選びましょう。
また、葉先までかたく巻きがしっかりしていて、上部押すと弾力があるもので、底面の切り口は白く新鮮なものがいいでしょう。
半分など、カットして売られている場合は、断面の芯の高さが1/3以下で、葉がすき間なくギッシリと詰まっているかをチェック。
古くなると切り口が盛り上がってくるので、断面が平らなものにしましょう。
白菜の仲間たち
白菜はもともとは中国北部の原産の野菜です。
頭部の葉が重なりあっている結球タイプと、半結球タイプ、結球しないタイプに分けられます。
最近では、一般家庭でも使いきれる通常の1/3程度のサイズの白菜もあります。
結球白菜(ケッキュウハクサイ)
一般的に出回っている白菜。
繊維がやわらかく、くせがないので、生のまま塩漬けやキムチなどの漬物にするほか、炒め物、鍋物、スープ、煮物、和え物などに幅広く利用できます。
べか菜(ベカナ)
結球しない小型白菜で、白菜同様、漬物、炒め物、煮物、和え物などに利用できます。
黄芯白菜(オウシンハクサイ)
芯の部分が黄色で、味が濃く、甘みが強い種類です。
色を生かして、漬物やサラダなどに向いています。
白菜の保存方法
新聞紙に包んで、冷暗所に立てて保存しましょう。
丸ごとなら、冬場は3〜4週間は長持ちします。
外葉からはがして使う場合は、芯に切り込みを入れて、水を含んだ新聞紙をはさみ、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。
一方、カットした白菜は傷みやすいので、ラップで包んで冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。
白菜の話
冬野菜の代表格といえば、甘みのある白菜。旬は、11〜2月。
貯蔵性が高いので、冬場の野菜不足の解消に活躍します。
白菜は、内葉、外葉、芯など部位によって、味わいも栄養も異なるので、料理の際にはそれぞれの特徴を生かして使うのがポイントです。
少しかための外葉は、炒め物やその葉の大きさを生かして、ロール白菜などに使うのがおすすめ。
一方、やわらかい内葉は、甘みを生かした鍋料理にしましょう。
特にやわらかい部分はサラダにも利用できます。
芯も鍋料理やスープ向き。
ただし、葉よりも火の通りに時間がかかるので、芯の厚い部分はそぎ切りにして、火の通りにムラが出ないように工夫しましょう。
白菜の栄養の話
淡色野菜は栄養価が低いと思われがちですが、白菜にはさまざまなビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。
白菜のビタミンは水溶性なので、鍋料理などに使うときは煮汁ごと栄養を逃さず取り入れましょう。
また、加熱によりかさが減るので、たくさん量を取ることができるのもポイントです。