独特の香りと食感が特徴の野菜、セロリ。
スープなどの煮物を始め、ピクルスやサラダでもおいしいですよね。
選び方を間違えると食べれるところがちょっとしかなかったりして、がっかりすることも。
正しい選び方を知って、上手にお料理に取り入れたいものですね。
目次
セロリの選び方
茎の部分が太くてハリがあり、肉厚なものがおすすめです。
また、筋がでこぼこしている方が、より新鮮です。
葉はシャッキッとしてツヤがあり、緑色が濃いものがベスト。
節より下の茎の部分が20cm以上あるものの方が、茎がしっかりしていて、料理にもお使いやすいです。
セロリの仲間たち
セロリの茎葉の色によって、黄色種、緑種、中間種、赤色種、白色種に大きくわかれます。
サラダでの利用が増えたことで、最近では香りの中間種が流通の主流になっています。
コーネルセロリ(セロリ)
一般的に出回っているセロリです。
独特の香りと食感が特長です。
生でサラダにするほか、スープや炒め物にも向いています。
ホワイトセロリ
水耕栽培で作られた茎の白いセロリです。
香りが弱く、筋がないので食べやすく、生食に向いています。
普通のセロリに比べて、ビタミンCは2倍と言われています。
普通のセロリが苦手な方でもクセがないので、食べれそうですよ。
セロリの保存方法
葉が茎の水分や養分を吸い上げてしまうので、買ってきたら葉と茎の間の節で切り離し、それぞれ新聞紙に包んでから、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
この時は、茎は立てておくようにしましょう。
また、葉は刻んでから冷凍しておくと、場所をとらずに長持ちして、薬味としても重宝しますよ。
セロリの下ごしらえ
葉と茎に分ける
①セロリを水で洗います。
②葉と茎のつなぎ目から切り、根元は切り捨てます。
○葉の部分は刻んで冷凍しておくと、薬味に使えますよ。
○肉や魚のにおい消しや煮込み料理の香り付けに使えます。
○茎の部分はサラダや炒め物、スープに使います。
筋の取り方
サラダに使うとき、または筋が気になる場合、筋を取ります。
セロリには縦に大きな太い筋があるので、この筋を葉が付いていた上の方から根元に向かってピーラーで取ります。
包丁でする場合は、根元の方から筋を削ぐように切り目を入れて、筋を親指でしっかり押さえて、引きながら取ります。
切り方
○スティック状に切る。
お好みの長さに切り、縦にお好みの太さに切る。
○輪切り・斜め切り
茎の部分を薄く切る。
この場合は、筋を取らなくても大丈夫ですよ。
セロリの話
セロリの旬は、4〜7月・11〜12月で、独特の香りは好き嫌いの分かれるところですね。
でも、実は香りこそが、セロリの魅力で、古くは心落ち着かせる作用があるとして、薬草として利用されていた歴史もあるほどです。
また、この香りは肉や魚などのにおい消しもしてくれるので、西洋料理では香味野菜として欠かせません。
スープをとるときの風味づけにも、セロリは必須です。
日本ではサラダなどの生食のイメージが強いですが、煮込み料理や炒め料理のアクセントに加えると、風味やコクが増しますよ。
茎には硬くて太い筋があるので、気になる場合は食べる時に包丁で取り除きましょう。
セロリの栄養の話
β-カロテン、ビタミンB群、食物繊維などの栄養素が豊富なセロリ。
よく使われるのは茎の部分ですが、実は葉には茎の2倍のβ-カロテンが含まれていると言われていますので、一緒にお料理に使いましょうね。