「腸内環境を良くしたい。」そんな声をよく聞きますね。
でも、どうしたらいいのかがわからなかったり、どれぐらい、何をしたらいいのかがわからない。
その前に自分の腸内環境がいいのか、悪いのかさえもわからない。
腸は第二の脳とも言われる重要な臓器だから。
効果のある、でも簡単な方法を知りたいですよね。
目次
腸内環境を改善するとなぜいいの?
腸内環境って、腸のことだけど、腸は食べ物を消化して吸収するところ。
口から食道、胃腸を通って肛門に至るまでの1本の管。
この管は、食べ物を送りながら消化し、栄養素として、カラダに吸収。
胃は、主に食べ物を殺菌して、消化・吸収しやすい状態にしてくれる。
次の小腸は、酵素の働きで消化して、栄養素を吸収。
大腸は水分を吸収し、残りカスを便として排泄。
わたしたちのカラダに必要な栄養素を取り入れて、いらないものを外に出す。
とても大切な役割を果してくれている臓器たちということなんです。
その中でも、小腸と大腸の腸内細菌の状況で栄養が吸収できなかったり、便秘で毒素が腸から逆に吸収されたり。
そして、免疫力にも大きな影響を与えます。
腸は、細菌やウイルスを吸収せずに便として排泄するために、リンパ球という免疫細胞が沢山ある。
全免疫システムの7割が腸だというから、驚きますよね。
それだけ、腸から何を吸収されるかが、大事ということがわかります。
人のカラダは腸によって作られ、腸によって守られている。
腸内環境チェック!腸内環境はどうなっている?
まずはあなたの腸内環境をチェックしてみましょう。
○食事はいつもお腹いっぱいになるまで食べる。
○コンビニでの食事や外食が多い。
○食事はいつも20分以内で食べ終わる。
○和食は1日1回以下。
○魚より肉が多い。
○朝ごはんを食べない。
○野菜を食べない日がある。
○甘いものが好き。
○運動をほとんどしない。
○揚げ物・油ものが好き。
○きのこ・海藻類をあまり食べない。
○発酵食品(納豆・味噌・ぬか漬け・ヨーグルトなど)をあまり食べない。
いくつ当てはまりましたか?
3つ以上あったら、腸内環境が悪化しているかもしれません。
具体的に腸内環境がどうなればいいの?
腸内環境は、ズバリ腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスで決まります。
善玉菌がしてくれることは。
①免疫力を高める。
②感染を防ぐ。
③消化吸収を助ける。
④ビタミンを合成する。
⑤腸の運動を促進してくれる。
逆に、悪玉菌がしてくれる?こと。
①腸内を腐らせる。
②毒素を生産する。
③ガスを生成する。
つまり、善玉菌を増やして、悪玉菌が少ない状態がバランスが取れているということ。
善玉菌が多い状態が、腸内環境が良い。
悪玉菌が少ない状態が、腸内環境が悪いということですね。
腸内環境を良くするためには継続できることをする
ダイエットでもなんでもそうなんですが、継続できることで始めないと意味がありません。
もう一度言いますね。
継続できることで始めないと意味がありません。
とっても大事なポイントです。
カラダのことは毎日の営み。
一回カラダに良いことをしたからって、どうにかなるはずがありません。
その日の疲れはその日のうちに解消して、カラダを労ってあげる気持ちが大切ですね。
できることから始めましょう。
少ない項目からでもいいので、続けてみましょう。
そして、継続のポイントは「仕組み」をつくることです。
わざわざ頑張らないといけないことは、わたしも続きません。
人間、みんな同じではないでしょうか?
楽は好き、苦は嫌いです。
腸内環境を良くする3つのこと
簡単なポイントとわたしがしている「仕組み」を教えます!
◆植物性食品を多く摂る。
動物性食品(主に肉)だけではなくて、植物性食品を多く摂る。
植物性食品とは、野菜、イモ類、果物、大豆製品など。
◆発酵食品を多く摂る。
最初に言っておくと、「何が良い?」「どれが良い?」ではありません。
全部!バランスよく!・・・です。
だから、簡単に一番効果があるものは?と求める人が多くいますが、そうではなくて。
いろいろ、バランスよく必要なんですね。
乳酸菌、酵母菌、麹菌、酢酸菌、枯草菌を含む食品を摂りましょう。
味噌・醤油・ぬか漬け・キムチ・納豆・チーズ・お酢などの食品を使えばいいだけです。
◆食物繊維を多く摂る。
食物繊維には2種類あって、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
このバランスも大切なんです。
引用:「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」
そして、わたしがしている「仕組み」をつくること。それは、毎日考えなくてよくすることです。
どうしたら、毎日考えなくてよくなるか?それは、毎日食べるものを決めるだけです!
食べるすべての物ではなくて、必ず食べる物を決めるだけ。
あとはある程度、好きなものをいただいてますが、必ず食べるものを食べてからという感じです。
できることから、継続できることを選んでやってみてくださいね。
◇1日2回はお味噌汁を食べる。
◇納豆を1日1回は食べる。
◇キムチやぬか漬けなどは冷蔵庫に常備。毎食、付け合わせに食べる。
◇調味料にお酢を使う。(わたしは自家製の”唐辛酢”スープ類に入れたり、揚げ物にかけたり。)
◇意識して、きのこ類と海藻類を食べる。(常備すること)
大きなポイントはお味噌汁!
お味噌汁を食べることでお味噌と野菜がたくさん食べることができます。
一つの行動をすることで必要な食べ物を食べれるという仕組みまでを決めること。
きのこ類や海藻類もお味噌汁に入れたら簡単です。
それから、美味しく続けられるようにおダシにこだわるとか?
おダシにも栄養がたくさん。
最近は、「あごだし」流行っていますね。
何事も継続とバランスが大切です
腸は第二の脳、ストレスも感じやすい臓器なので、リラックスできる状況も大切です。
睡眠をとったり、程よい定期的な運動だったり。
結局、カラダにいいことってつながっています。
何か一つの方法でというよりは、あなたが継続できることをセレクトすること。
そして、楽しく続けられる「仕組み」を作ってあげてください。
あなたの大切な人のために、少し知っておいたらイイ豆知識でした。